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野菜作り講習会  専務理事 細川義治

野菜作り講習会  専務理事 細川義治

 4月24日、江別市で開かれた講習会に参加。講師の方は、農業試験所勤務のあとにJICAで海外への技術指導も経験されている方であった。テキストが手元にあったのであるが、話はあちこちに飛ぶものだから、少々、時間がかかった。しかしながら、さすがに、長年研究されてきた方が違うのは、細かな面白い実例が出てくることであった。それを列記してみよう。

・大根の種は冷蔵庫保管するとダメになる 
・タマネギは5枚葉までに地温5℃を下がるとトウ立ちする
・レタス、大葉の種には覆土しない  
・最近の生食も可能なトウキビは発芽率が非常に悪い
  
・苗の見方は花のつき方で見る
 トマトは6~7枚目で花がついているものは良い。 ナスは10~11枚目が良い
・ポット苗の定植時には、苗の土は押し付けないでポット周りを締める
 (ポットの土よりも畑の土の水分を多くすると根が良く伸びる)
・追肥について
 トマトは一番目の果実がピンポン玉ほどの大きさになったら追肥
 キュウリは成りだしてから20日ごとに追肥(追肥に関しては化成肥料使用のようである)
   
・じゃがいもの種芋に関しては縦割りにし、30g以下は1個そのまま使う。
 直射日光に当てると発芽する。
 親からのストロー部(へその部分)の反対側の3分の1は芽数が多く95%の発芽率、
 中央部分は40%、ストロー部は15%と少なくなる
・じゃがいもは発芽後2,3本に間引きする。多数出すと、光を求めて背丈だけが伸びる
  
・接木苗の定植時には、絶対に接いだ部分に土をかぶせないこと
 (土壌に存在する病原菌に侵されやすくなる)
・かぼちゃやズッキーニは、低温や虫が来ないと着果しない
   
・きゅうりの雌花、雄花は環境によって変化する
 気温15℃以下、水分が50%以下、窒素不足など、生育環境が悪いと雌花に変化する
 (芯を止めて、わき芽を伸ばすと雌花になりやすい)
・うどん粉病には液肥で追肥し、回復することもあるが、寿命の場合もある。

以上、色々な情報がありましたが、植物の不思議を感じました。EM農法とどう関連しているのかは、これからの体験から判断するしかないでしょう。

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