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当協会名誉会長 比嘉照夫先生に聞く (4) Q&A

当協会名誉会長 比嘉照夫先生に聞く (4) Q&A

 <Q 質問概要>
浄化槽の管理業者がEM発酵液の投入をやめて、小型モーターを設置した方が浄化槽は汚れないし臭いもしないと言っていますが、どのようなものでしょうか。
<A 比嘉先生コメント>
浄化槽に小型モーターを設置して処理する方法は、し尿など汚物を空気が必要な光気性細菌(放線菌など)に食べさせ、浄化した水は水路に流れますが、発生した汚泥は浄化槽内に沈殿します。年に1回位管理業者が汚泥をバキュウム車で収集したり清掃したりする方法です。
これの欠点は電気代がかかり、浄化槽の管理費用もかかり、汚泥が残ってしまう事です。EMを使う方法は 空気が不要な嫌気性細菌(光合成細菌など)が汚物を発酵処理し水と炭酸ガスに分解します。ですから、汚泥は発生しません。
定期的にEM発酵液をトイレや浄化槽のグリストラップに投入していけば、臭いはしないし、電気代もかからず浄化槽清掃や汚泥処理も要りません。また、水路に流れるEM処理された水は水路の先の川や海もきれいにします。

<Q 質問概要>
EMを使って病虫害を防ぐ方法を教えて下さい。
<A 比嘉先生コメント>
EMで病虫害を防ぐ方法は、農薬がわりに使う発想を捨てていただきたい。農薬のように定期的に散布するのではなく、効くまで使うのが原則です。
野菜栽培を例に取るとEM活性液の50倍液に、EM7の5,000倍液とスーパーセラCを1,000分の1加え、これにEM液体石鹸の500倍液を展着剤代わりに入れ混ぜる。これを朝と夕に病虫害のいる作物に散布する。虫がいたら翌日も朝夕散布する。次の日もいたら散布する。いなくなるまで散布するといった方法で用いるのがEMによる方法です。農薬によるのと違って安心安全だけでなく作物が元気になり、収量もあがり、食味もよくなります

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